子(ねずみ)年

5月8日(水)〜6月5日(水)の運勢


 何かと対立しやすいとき。あなたの言い分が信念や正義感に基づいた意見であっても、ハタから見ると「どっちもどっち」と思われている可能性が。周囲の信頼できる人物に意見を聞いてみると“なるほど、そういうこともあるのか”と腑に落ちたり、歩み寄りのヒントが見つかるでしょう。

 仕事面では、多忙を極めるうえ、人間関係にも煩わされる予感。意見が対立し、平行線をたどる場面が出てくるでしょう。一人で悩んでいても思いが堂々巡りするだけかもしれません。問題がこじれた際は、一度離れてみること、そして周囲の意見を聞いてみることが大切です。

 恋愛面では、大小の喧嘩が増える模様。なかには勢いで別れを決めてしまう人も……。ですが、揉めた際には、結論を急がず、冷却期間を置くことをおすすめします。一歩退いてみると、空と海の広大さに気づくのと同じかもしれません。フリーの人は、アプローチしたくなるお相手に出会えそう。意識を外に向けていきましょう。

 健康面で注意したいのは、糖尿病、心身の蓄積疲労。

 この時期、相性がいいのは、丑(うし)、辰(たつ)、申(さる)年の人。

 距離を置いたほうがいいのは、午(うま)、未(ひつじ)年の人。

※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

子(ねずみ)年

神鳥さんが授けるお守りアイテム

「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエルがお守りに。2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。口にお金を咥えているのが一般的で、足元に溢れんばかりのお金が配されているものも。また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。

 日本の通販サイトでも手頃な価格のものが見つかるので、実物を飾るのが理想的。その際は、カエルの口を外に向けるのがポイントです。写真で代用する場合は、デスクマットに入れたり、折り畳んでお財布やバッグに入れて活用してください。

 吉方位は、北と西。避けたほうがいいのは、南と東。

 ラッキーカラーは、白と黄色。避けたほうがいいのは、黒と赤色。

子(ねずみ)年・基本性格

 “努力するという才能”を持ち、勤勉。何事にも積極的に取り組むことができる人。機知に富み、優れた観察眼を持ち、物事を筋道立てて考えられるので、あなたの行動には無駄が少なく、与えられた課題を合理的に進めていくことでしょう。

 また、手先が器用で、細やかな作業が得意な人も。経験のないことを難なくこなし、驚かれることもありそうです。

 極めて真面目な人柄ながら、堅苦しいイメージはなく、誰に対しても優しく穏やか。他人を優先し、人のために我慢をしたり、己を律することもいとわないのでは。

 また、高い適応能力と活発さがあり、公私とも皆に慕われ人気者になるタイプ。人付き合いが良く、人間関係は良好そのものですが、実は感受性が強く、やや内向的な面も持ち合わせています。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。

文=堀 由美子
イラスト=さじきまい