リトルサニーバイト(LITTLE SUNNY BITE)の10周年記念ショーが、2024年5月22日(水)、東京・明治神宮前にて発表された。

10周年記念の特別なショーを東京で

東京・原宿にて誕生した、“カワイイ”をぎゅっと詰め込んだブランド・リトルサニーバイト。今回開催されるショーは、10周年を記念した特別なショーとなる。新作に加え、コレクションには過去のアーカイブアイテムも多数登場している。

会場に設置されたモニターがパッと明るくなると、ショーがスタート。「お気に入りのジーンズは?ロゴスウェットもどこ?リトルサニーバイトの洋服を着てお出かけしたいのに!」と述べた女の子に頬が緩むと同時に、ショーの幕開けを飾る1体目のモデルが登場。お気に入りのジーンズは無事見つかったのだろうか、モデルはジーンズを履き、会場を颯爽と歩く。そのジーンズは太ももから膝にかけて大きくダメージが施され、ピンクの網タイツが露わとなっていた。

“LSB”の文字を散りばめたヒョウ柄ワンピース

ショーは、これまでの10年の歩みが凝縮されていたかのような、まるで宝箱をひっくり返したかのようなキラキラとした思い出に満ちている。たとえば、ブランド立ち上げ時の2014年春夏から今に至るまで、様々なウェアに採用され続けてきたヒョウ柄をあしらったミニワンピース。丸襟や袖にはフリルを配して甘さをプラスした。ヒョウの黒斑は、“LSB”の文字で模ることでオリジナリティを生み出している。

“甘辛コーデ”をたっぷりと

ガーリーなトップスをダメージジーンズなどに合わせるスポーツミックスの組み合わせが好きだというデザイナー・YOPPYの言葉通り、コレクションには数々の“甘辛コーデ”が見受けられる。たとえば、上部にフリルを重ねたパープルのブラウスは、ダメージジーンズと合わせてエレガントさとカジュアルさを融合させた。

フェミニンもしくはクールな装いが好きな人でも手に取りやすいようにと、提案されるルックは様々だ。中でもデコルテが美しく見えるよう胸元が大きく開いたベロア素材のワンピースは、フェミニンな印象を与えるタイトなシルエットに。一方で、タンクトップに“I♡LSB”の総柄パンツを合わせたシンプルなルックも登場した。

大好きな“くま”を散りばめて

ひと際目を惹くのは、テディベアだろう。YOPPYの大好きな“くま”モチーフは、“カワイイ”要素満点。大きくプリントされたオーバーサイズのフーディー、テディベアをいっぱいに組み合わせたまるでぬいぐるみのようバッグなどが散見された。時には純粋に小脇に抱えたぬいぐるみとしても登場。極めつけは、たっぷりとギャザーを寄せ、パニエを合わせたボリューミーな花柄トップスに身を包むモデルが持つ、巨大なテディベアのぬいぐるみ。床を引きずり軽やかに跳ねながら会場を回る様子に、笑顔が零れるラストとなった。