千年の伝統を誇る相馬野馬追が、暑さを避けてきょう25日から始まりました。

5月25日の朝、薫風吹く中、相馬市の相馬中村神社で宇田郷の出陣式が行われ、相馬言胤総大将が武者たちに訓示しました。

■相馬野馬追 相馬言胤総大将(15)

「全騎馬が軍勢を整え、威風堂々進軍してほしい」

相双地方に伝わる国の重要無形民俗文化財・相馬野馬追は7月末に開催されてきましたが、人も馬も猛暑による熱中症などが問題になっていました。

そこで暑さの負担を軽くするため、2024年からは、2か月早め、25日から3日間開かれます。

今回は前回より20騎多い388騎の騎馬武者が出場し、あす26日は南相馬市で雲雀ヶ原祭場地で甲冑競馬や神旗争奪戦などが行われます。