米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想どおり6会合連続で政策金利を

据え置くことを決定した。声明では、最近数カ月のインフレの進展が欠如していると指摘し、「インフレが2%目標に向けて進展する一段の確信が持てるまで、政策金利維持を想定」と、利下げ開始が遅れる可能性を示唆。同時に、「2つの責務達成へのリスクはより良い位置に移行した」と繰り返した。一方、バランスシート縮小ペース減速を6月から開始すると発表。



米2年債利回りは5.05%へ上昇後、4.97%まで低下した。ドルは上下に振れ、ドル・円は157円75銭へ強含んだのち、157円36銭へ反落した。ユーロ・ドルは1.0672ドルへ弱含んだのち、1.0696ドルまで上昇。ポンド・ドルは1.2485ドルから1.2512ドルまで上昇した。



【金融政策】

・米連邦公開市場委員会(FOMC)

・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置き決定



「バランスシート縮小ペース減速を6月から開始」

「最近数カ月のインフレの一段の進展が欠如」

「経済は堅調なペースで拡大」

「雇用の伸びは依然強い」

「インフレが2%目標に向けて進展する一段の確信が持てるまで、政策金利維持を想定」

「決定は全会一致」

「B/S縮小上限、国債250億ドルに削減、MBS維持」

「2つの責務達成へのリスクはより良い位置に移行」