日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比-0.18(下落率1.06%)の16.78と低下した。なお、高値は17.07、安値は16.60。先週末の米株式市場で主要株価指数がそろって上昇したことを受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後、朝方はもみ合い展開となったが、市場では安心感が広がり次第に上げ幅を広げる展開となると、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退した。日経VIは終日、先週末の水準を下回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。