シリーズでお伝えしている「はじめよう防災プラス」。

新年度がスタートして、贈り物が多いこの時期。

29日は、「贈る防災」に注目する。

2024年に入って「震度5弱」以上の地震は、すでに22回発生。

防災への意識が高まる中、「贈る防災」という考え方がある。

都内にある会社では、防災グッズ専門のカタログギフトを扱っている。

コンセプトは、「贈られて気持ちが上がる」防災グッズ。

災害時に助けを呼ぶことができる笛は、普段はアクセサリーとして楽しむことができる。

家庭用の「白い消火器」は、暮らしに溶け込みやすいシンプルなデザインが特徴。

最近のキャンプブームで、コンパクトなストーブや、空気で膨らむライトなど、アウトドアで使える商品も人気だという。

贈る防災をどう思うか、街で聞いた。

30代男性「自分じゃなかなか買わないのでうれしい」

30代女性「もしもの時じゃなくても使えるのがいいなと思う」

10代男性「お母さんとか家族にプレゼントしたい」

この防災ギフトの価格は、約1万4000円。

贈られた人は、15種類の防災グッズから好きなものを選べる。

2024年1月からこれまでの売り上げは、2023年と比べ、約2倍で、地震が頻発していることが影響したという。

カタログギフトを扱う会社の泉勇作代表「ギフトを通して、防災のきっかけを皆さんに広げたい。ポジティブな気持ちで防災に接してほしい」

大切な人をギフトで守る。

「贈る防災」が新たな選択肢になりそう。