5月最後の週末は、熊本・あさぎり町で33.3度を観測するなど、西日本を中心に各地で真夏日となった。
一方、北海道では季節外れの雪が降っている。

さいたま市浦和区では「さいたま市浦和うなぎまつり」が開かれ、2000円のウナギ弁当を買い求める人で長い列ができた。

炭火で焼かれるウナギ。
あたりには、いい匂いが立ち込めている。

訪れた人「とってもおいしい! やわらかいです」、「やわらかくて、ご飯にしみこんだタレが甘くておいしいです」、「ウナギを食べて元気をだす」

さいたま市の25日の最高気温は27.7度。
子どもたちは冷たいかき氷を食べ、ご機嫌な様子だった。

25日は、西日本を中心に真夏の暑さとなった。

最高気温が31度を超えた大分・日田市では、初夏の訪れを告げる「日田川開き観光祭」が開かれた。

「ハンギリ」と呼ばれる半分に切った酒のたるに乗り、水の上で戦う「ハンギリ源平合戦」が行われ、参加者は、不安定なたるの上でバランスを取りながら戦っていた。

参加者「とても楽しかったです。外国の方も参加されていて、とても国際的な競技になったなと思った」、「日田の夏がようやく来たなと、本当にうれしいです」

同じく真夏日となった高知市では、観光名所となっている坂本龍馬像建立96周年を祝うイベントが開かれた。

会場の桂浜では、イベントを盛り上げようと長さ20mの巨大なクジラのたこを用意。
空気を送り込み、空に数メートル上がったが、風をうまく捉えることができず、すぐに落ちてしまった。

たこを揚げている人「もうちょっとうまく飛んでくれたら、見応えがあってよかったと思います。優しい目で見てもらえれば、みんな素人なもので」

それでも、観光客や子どもたちからは、「あるのとないのとだと違うよね。あったほうがかわいい」、「海の中に入っていないからすごいなと思った」という声が聞かれた。

25日は熊本・あさぎり町で33.3度、宮崎・えびの市で33.2度を観測するなど、九州や四国、近畿など50地点で真夏日となった。

西日本を中心に季節外れの暑さとなる一方で、北海道では季節外れの雪が降った。

美幌町と弟子屈町の境にある美幌峠では、木々に雪が積もり、道路脇にも数cmの積雪が確認された。

静岡県からツーリングに来ていた男性は...。

静岡からツーリングに来た人「こんな時期に雪が降るなんて思っていなかったので、びっくりしています。寒いです、ちょっと凍えてきてますけど」

一方、福島県では伝統の「相馬野馬追」が始まり、25日は出陣式が行われた。

相馬言胤総大将「これよりの出陣にあたり、全騎馬の軍勢を整え、威風堂々進軍してほしい」

相馬野馬追はこれまで7月に開催されてきたが、人と馬の熱中症対策で2024年から5月の開催に変更された。

見物客「そんなに暑くなくて熱中症の心配もないので、(5月開催は)いいかなと思います」

甲冑(かっちゅう)姿で出陣する騎馬武者たち。
集まった見物客は、勇壮な戦国絵巻に見入っていた。

26日は祭りのハイライト「神旗争奪戦」などが行われる。