アメリカ国務省は25日、台湾本島を取り囲む海域などで中国軍が軍事演習を行ったことについて、「強く自制を求める」との声明を発表した。

声明では、中国軍の軍事演習について「深い懸念を抱いている」とし、今後の活動を注視するとした上で、中国政府に対して「強く自制を求める」としている。

また、5月20日に発足した台湾の頼清徳政権の誕生を、軍事的な挑発の口実に使うのは「情勢を深刻化させ、台湾海峡の平和と安定を維持してきた長年の規範を損なう行為だ」と非難した。