グアルディオラ監督は古巣復帰を否定

 ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは、トーマス・トゥヘル監督が今シーズン限りでの退任を発表しており、2024-25シーズンに向けて新監督を探している。複数の候補者が挙がっているなか、まだ現役選手である34歳のドイツ代表FWトーマス・ミュラーを選手兼監督にする案もあるという。スペイン紙「スポルト」が報じている。

 バイエルンの新監督探しは難航中だ。今シーズン、ブンデスリーガを制したレバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督は、現在のクラブとの契約を全うすることを宣言した。また、ユリアン・ナーゲルスマン監督もドイツ代表との契約を延長。ラルフ・ラングニック監督もオーストリア代表の指揮を執り続けることを選択したという。

 こうした状況から、ドイツの下部リーグに所属するバイエルンの下部組織の指揮をトーマス・ミュラーに執らせて経験を積ませ、トップチームでの16シーズン目が終了すると同時に、選手兼監督に据えるプランも浮上したという。

 また、バイエルンを指揮していたジョゼップ・グアルディオラ監督をイングランド1部マンチェスター・シティから連れ戻すという案もあるという。グアルディオラ監督は「時間の問題で、彼らは正しい人物を見つけ出すだろう」と噂を一蹴し、自身がシティと結んでいる2025年までの契約を全うする考えを示している。

 難航しているバイエルンの新監督探しだが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を勝ち残っているドイツの名門は、誰を新指揮官に迎え入れることになるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部