G大阪は1-0でFC東京に勝利

 ガンバ大阪は5月26日に行われたJ1リーグ第16節のFC東京戦に1-0で勝利し、リーグ戦2連勝で5戦負けなし(4勝1分)となった。MF山下諒也は圧巻のスピードを発揮したカウンターでチャンスを作り出し、反響を呼んでいる。

 序盤はG大阪がボールを保持し、FC東京がカウンターを狙う展開となる。押し込んでもシュートを打てていなかったG大阪は、前半34分にゴール正面でFKを獲得。FW宇佐美貴史が直接狙ったが、わずかにクロスバーを越えていった。0-0で折り返した後半40分にG大阪は投入されたばかりのMF山田康太がゴールを決めた。

 FC東京の選手たちは攻守の切り替えの際にファウルがあったと抗議をしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、ファウル、さらにオフサイド判定はなしでゴールが認められた。このゴールが決勝点となり、G大阪が1-0で勝利を収めた。

 鬼門・味スタで勝利を収めたG大阪。なかでも、前半盛り上がりを見せたのは山下の推進力だった。前半42分、G大阪は相手の攻撃を跳ね返し、ボールを拾った山下がロングカウンター。ハーフウェーラインから約50メートル相手DFを置き去りにしたドリブルでGKと1対1に持ち込むも惜しくもシュートはGK野澤大志ブランドンに防がれてしまった。

 圧倒的なスピードでファンから「ここらへんだけ倍速なっとる」「速すぎた」「異次元のスピード」「スピード違反」「驚異的」など大きな反響が寄せられた。今シーズン横浜FCから加入した韋駄天のアタッカーは今季リーグ4位の時速35.1kmを記録。好調のG大阪をスピード面でも支えている。

FOOTBALL ZONE編集部