リーグ最終節のサッスオーロ戦にフル出場、ラツィオは1-1引き分けに

 イタリア・セリエAのラツィオに所属するMF鎌田大地は、5月26日にリーグ最終節のサッスオーロ戦にフル出場。1-1で引き分け来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確定させたゲームで、イタリアメディアからはやや低めの評価だった。

 鎌田は前半31分に左サイドからのラストパスに合わせゴールを狙う場面があったが、相手GKにファインセーブされた。試合はラツィオが先制するも追い付かれて引き分けで終了。これで今季の全日程を終了することになった。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、鎌田を「5.5点」と採点し「ラツィオの攻撃でいたるところに顔を出した。シュートは相手GKが素晴らしいセーブだった。失点場面では重大な不注意があった」と、良い部分と悪い部分を指摘している。

 また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も鎌田を「5.5点」の採点とし、「トゥドール監督の称賛のあとでは、悪い夜を過ごした。ピッチ中央のライン間のところでは苦労し、チャンスも阻まれた」と厳しめの評価だった。

 鎌田は昨季限りでドイツ1部フランクフルトを退団し、夏の移籍市場の最終盤でラツィオに加入。シーズン入り当初はスタメン起用もあったが、徐々に出場機会から遠ざかった。ラツィオは2021-22シーズンからマウリツィオ・サッリ氏が率いていたが、3月中旬に電撃辞任。その後にイゴール・トゥドール監督が就任すると鎌田を中心的な存在に据えたなかパフォーマンスを高め、首位インテルとのゲームでは鮮やかな左足ミドルも決めた。

 去就について注目されるなかで最終戦を終え、鎌田は6月上旬の日本代表の活動に参加する。

FOOTBALL ZONE編集部