【U-23日本 1-0 U-23ウズベキスタン代表 AFC U-23アジアカップ】

 サッカーU-23日本代表は3日、AFC U-23アジアカップ兼パリ五輪アジア最終予選・決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利した。

 U-23日本代表は、準決勝のU-23イラク代表戦から3人を変更。荒木遼太郎、平河悠、山田楓喜が外れ、山本理仁、藤尾翔太、佐藤恵允が先発に名を連ねた。

 試合は無失点が決勝まで勝ち上がってきたU-23ウズベキスタン代表を相手に、U-23日本代表が苦戦を強いられた。前半途中からプレスのかけ方を変えてやや落ち着いたものの、相手の守備を崩すような攻撃はほぼ皆無で、好機はほとんどなかった。

 反対にU-23ウズベキスタン代表の技術の高さに苦しむところもありながら、前半は0-0で終了した。

 後半はU-23日本代表が素晴らしいスタートを切ったが、すぐにU-23ウズベキスタン代表が落ち着き、膠着状態が続く。チャンスの数ではU-23ウズベキスタン代表の方が多く、U-23日本代表は流れを変えるべく62分に2枚替え。松木玖生と藤尾が下がり、荒木遼太郎と平河悠が入った。

 しかし、U-23日本代表はパスがつながらず、押し込まれる時間が続く。71分には、山田楓喜と川崎颯太を入れてさらに変化を加えた。

 試合は互いに消耗が激しく、このまま延長戦に突入かと思われたが、アディショナルタイムに均衡が破れた。U-23日本代表は高井幸大のインターセプトから素早くつなぎ、ペナルティーエリア手前から山田楓喜がシュートを放つ。強烈なシュートがゴール右下に決まり、土壇場で均衡がU-23日本代表が先制した。

 しかし、11分と表示されたアディショナルタイムはまだ長く、アディショナルタイム8分には、主審のオンフィールドレビューで自陣ゴール前の空中戦のシーンで関根大輝のハンドが取られ、U-23ウズベキスタン代表にPKが与えられた。

 それでも、U-23日本代表はウマラリ・ラクモナリエフのシュートを小久保玲央ブライアンがセーブ。守護神のビッグプレーで大ピンチをしのいだU-23日本代表がU-23アジアカップを制した。

【得点者】
90+1分 1-0 山田楓喜(U-23日本)

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