プレミアリーグ第36節、クリスタル・パレス対マンチェスター・ユナイテッドの試合が現地時間6日に行われ、マンUが0-4の大敗を喫した。マンUを率いるエリック・テン・ハフ監督が続投する可能性は限りなく低くなっているが、後任探しも苦労するかもしれない。英紙『テレグラフ』が報じている。

 今節を終えた時点で、マンUの成績は16勝6分13敗の8位に沈んでいる。FA杯で優勝すれば出場権獲得のチャンスがあるとは言え、来季のUEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)出場は危機的状況だ。エリック・テン・ハフ監督の契約期間は2025年6月まで残されており、1年延長オプションも付いているが、この状況を踏まえると続投は厳しいと言えるだろう。すでにトーマス・トゥヘル氏、ジネディーヌ・ジダン氏、ガレス・サウスゲート氏などが後任候補に浮上している。

 しかし、マンUは後任探しにも苦戦する可能性がある。同紙はタイトルに「怒るマンUのレジェンドたちによる絶え間ない批判を懸念し、エリック・テン・ハフの後任を怖がらせている」とつけ、ガリー・ネヴィル氏、ロイ・キーン氏、リオ・ファーディナンド氏、ポール・スコールズ氏、マイケル・オーウェン氏など、元マンUかつ解説者として活動する主張が強いOBが、後任探しの足枷になることを示唆した。同紙は、ある情報筋の言葉として「イングランドのクラブで、これほど多くの元選手が過去にクラブでやった素晴らしいことを語り、監督についての意見で多くの見出しを作るクラブはない。誰も役に立つとは思わない」と伝えている。

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