UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘンが現地時間8日に行われ、ホームチームが2-1で勝利。2戦合計4-3で決勝に駒を進めた。第2戦でマドリーの全得点を叩き出したスペイン代表FWホセルが喜びを語った。イギリスメディア『SKY SPORTS』が、同9日に報じた。

 この試合、勝利の立役者となったのは、ホセルだ。0-1で迎えた81分、ロドリゴに代わってピッチに入り、88分に同点弾を奪う。マドリーのヴィニシウス・ジュニオールがブレ球気味のシュートを放つと、バイエルンの守護神マヌエル・ノイアーがキャッチできずに前に弾く。34歳FWは、このミスを見逃さず、同点ゴールを流し込んだ。さらに、3分後、マドリーDFアントニオ・リュディガーの左からの高速クロスに合わせて、逆転ゴールまで奪ってみせた。試合は、そのままマドリーが逃げ切り、勝利を収めた。

 マドリーの指揮官カルロ・アンチェロッティの起用に見事に応えた殊勲のホセルは、「信じられないほど感動している。チームの決勝進出に貢献できてとても幸せだ」と歓喜した。終盤での起用については、「監督からの指示を実行し、正しく動けるように努めたよ。全てのチャンスを活かそうとね。今日はゴールを決めることができた。とても幸せだ」と続けている。

 さらに、アンチェロッティ監督から「エリア内でプレーし、すべてのボールに対して食らいつくように」と指示を受けていたことを明かすと、最後に、代表デビュー戦となった昨年3月のノルウェー代表との2024ユーロ予選でも2得点を挙げているホセルは、「そうだね。とても重要な2得点を挙げることができてとても幸せだ。決勝戦に出場できることはとても嬉しい」と喜びを爆発させている。