長年チームを率いてきたユルゲン・クロップ監督が退任し、アルネ・スロット新監督が就任したリバプールはすでに新しい時代に向けて動き出しているようだ。英メディア『TEAM TALK』は、エースFWモハメド・サラーが退団した場合に備えて、獲得する可能性の高い選手について現地時間23日に報じている。

 チームを牽引してきたサラーの契約は2025年までとなっているため、同選手にはサウジアラビアのクラブが獲得に強い関心を示していると長い間報じられている。サウジのクラブは、過去にサラー獲得のため約1億5,000万ポンド(約240億円)のオファーをしたとも言われており、同メディアは「今後巨額のオファーが提示された場合、受け入れる可能性は十分あるだろう」と指摘していた。

 記事では、「CEOマイケル・エドワーズ氏はすでにサラーの後釜となる可能性のあるウインガーの候補リストを作成している」と述べた上で、「候補の1人として挙げられているのがセリエA・ユベントスのスーパースタであるフェデリコ・キエーザだ」と、エースの後釜として獲得の可能性がある選手をあげていた。

 同メディアは、「彼の現在の契約は、サラーと同じく25年までであり、契約延長交渉は行き詰まっている」と指摘し、「ユベントスは、移籍市場が開く前に契約延長しない場合、彼と別れることもいとわないだろう」と、移籍の可能性が高いと言及していた。

 また、現地時間16日に行われたコパ・イタリア決勝のユベントス対アタランタにリバプールはスカウトを派遣したとも報じており、「この試合でのパフォーマンスに感銘を受けたことからキエーザを獲得候補リストのトップにあげた。獲得には十分のオファーとなる5,100万ポンド(約81億円)を用意しているようだ」と、リバプールが獲得に本腰であると伝えている。

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