トッテナムが今夏に大規模な補強を目論んでいるようだ。英メディア『TEAM TALK』は、2年目を迎えるアンジェ・ポステコグルー監督のもとで予算をかけて信頼できる選手を獲得しようと、今夏に積極的な動きを見せるだろうと伝えた。同メディアが現地時間23日に報じている。

 ポステコグルー監督を迎えたトッテナムの1年目は、最初の10試合で8試合に勝利。プレミアリーグで一時的に首位に立つなど、誰もが驚くようなスタートを切ることに成功していた。しかし、中盤から後半にかけて、負傷者の多さからチームの調子は徐々に低下。最終的には、勝点66の5位という結果でシーズン終了を迎えている。

 しかし、昨季は勝点60で8位だったこともあり、今季UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)出場権を獲得してシーズン終了を迎えたのはクラブにとって大きな前進であるとみなされているようだ。同メディアは、「ポステコグルー監督のもとで総額1億ユーロ(約140億円)の移籍計画を立てている」と述べた上で、具体的な内容について次のように報じていた。

「ポステコグルーが再建計画の第2段階を実行に移そうとしている。まず、ユベントスのDFアンドレア・カンビアーゾを4000万ユーロ(約54億円)で獲得しようとしている。また、3000万ユーロ(約42億円)で、ボローニャのCBリッカルド・カラフィオーリの獲得に向けて動き出す準備も整っている」

 また、トッテナムはストライカー獲得も検討しているようであり、ジェノアFWアルベルト・グドムンドソンが具体的な候補としてあがっていると報じていた。同選手は、今季リーグ戦34試合に出場して14ゴール3アシストを記録している。

ジェノアのストライカー獲得には、少なくとも3000万ユーロ(約42億円)必要だと言われているが、「トッテナムは投資を躊躇せず、契約を成立させて、セリエAから総額1億ユーロのトリプル移籍を成立させるために動いている」と報じていた。

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