セリエA・ラツィオに所属する鎌田大地は、今季でクラブとの契約が満了することから、残留かそれとも移籍するのか、イタリアメディアも去就を注目している。そんな中、ドイツメディア『ONE FOOTBALL』は、鎌田のドイツ時代の恩師が指揮しているプレミアリーグのクリスタル・パレスへ移籍する可能性があると報じていた。

 鎌田とラツィオの契約は24年5月末までと報じられており、イタリアメディア『EUROPA CALCIO』は「将来は5月30日、つまり今月中に決まるはずだ。その日までに鎌田は3年間の自動更新オプションを有効にするか、それとも期限切れで移籍するか決める必要がある」と伝えていた。

 ラツィオの監督であるイゴール・トゥドール氏は、「彼は留まりたいと望んでいる。近日中にクラブは契約更新を試みるだろう。この件ができるだけ早く解決されることを願っている」と、過去の記者会見でコメントを残しており、残留を望んでいることを明らかにしていた。

 しかし、ドイツメディア『ONE FOOTBALL』によると、プレミアリーグのクリスタル・パレスが鎌田獲得に関心を示しているようだ。パレスを指揮するオリヴァー・グラスナー監督は、鎌田がフランクフルトに在籍していた時の恩師である。同監督のもとでUEFAカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得するなど、鎌田は選手としてもチームとしても好調のパフォーマンスを発揮していた。

 同メディアは、「グラスナー監督はパレスの本拠地であるセルハースト・パークでの鎌田との再会に関心を示している」と報じており、ラツィオとの契約更新がうまくいかなかった場合、来季はプレミアリーグで新しい挑戦をするという可能性もあるだろう。

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