不倫は蜜の味。悪いこととはわかっていても、なかなかやめられないようです。筆者の知人Aさんもやめようと思いながら不倫をやめられずにいましたが、あることがきっかけで不倫を卒業しました。Aさんの目を覚まさせた出来事とはいったいどんなものだったのか、話を聞きました。

やめたくてもやめられない不倫

アラサーのAさんは、職場の既婚男性と3年間不倫関係を続けていました。もちろん不倫は悪いことだと自覚していたAさん。やめなくてはと思っているものの、ずるずると関係は続き気がつけば3年が経過していました。

「離婚して私と一緒になってほしい」とAさんは思っているわけではありませんが、既婚彼の隣は居心地がよく、彼が甘い言葉を囁いてくれるので離れられずにいたのです。3年が経過した今でも、既婚彼からきっぱりと離れる決意はできませんでした。

「あ!不倫やめよう」Aさん突然の決意

「おはよう」

既婚彼にいつものように朝のメッセージを送ろうとしたAさん。この時間帯は家にいる彼からすぐに返事が返ってくるわけではありませんでしたが、朝の挨拶はすっかりAさんの日課になっていたのです。

いつものようにLINEを開き彼とのトーク画面を開くAさん。しかし、今日のAさんは既婚彼にメッセージを送るのをやめました。そして「あ! 不倫やめよう」と急に思ったのです。

既婚彼のLINEアイコン

Aさんが不倫をやめようと思ったのは、既婚彼のLINEアイコンが変わっていたことがきっかけでした。彼の新しいアイコンに選ばれた写真は、笑顔の娘さんのものだったのです。

「家族が優先で、私は日陰の存在」ということは認識していたつもりでしたが、彼のアイコンが娘の写真になったことでAさんは思い知らされてしまいました。

「結局、彼が大事なのは家族なのね……」

彼のアイコンを見たAさんは急にそう思い、彼におはようを送らずブロックしてしまいました。

不倫卒業! もう繰り返さない

その後、既婚彼から何度かよりを戻そうと言われましたが、Aさんはそれを無視。あんなにも夢中だった彼が汚いものに思え、不倫をしていた自分も汚れていると思うようになりました。

今では不倫をしていた過去を後悔しているAさん。アイコンの変更というささいなきっかけで不倫沼を抜け出し、もう2度と繰り返さないと誓っているそうです。次の恋愛に踏み出す勇気はないそうですが、今度こそ幸せになってもらいたいものです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶