お子さんを初めて園に通わせる、という保護者であれば、誰もが悩むであろう【友達関係】。
お子さんはもちろん、自分にも、ママ友やパパ友ができるか心配、という方もいますよね。
今回は、そんなママ友に困らされた、筆者の友人から聞いたお話です。
娘を保育園に通わせることにしたママ
仕事復帰のため、娘が3歳になったころ、保育園に通わせることにしました。
はじめは引っ込み思案な娘が心配で仕方ありませんでした。
しかしその心配とは裏腹に、娘はすぐに友達を作り仲良く通うように。
私も送り迎えのときにほかのママと話すようになり、ママ友ができたと安心していたのですが……。
いつもトラブルを起こしていたママ友
1人だけ苦手なママ友がいたのです。
そのママ友A子はとにかく、被害妄想が激しい人。
「息子が泣いてた、誰かにいじめられてる!」
「息子が眠そう、お昼寝の規則守ってないんじゃないか!?」
何かにつけては保育園の先生に嚙みついていて。
ほかのママ友たちもトラブルに巻き込まれたことがあるようで『深くお付き合いはしない方がいい』とアドバイスされていました。
「息子にケガさせた!」と詰め寄られ……
そんなある日のお迎えで事件が!
いつものように娘を迎えに行くと、厳しい表情のA子に呼び止められます。
何かしちゃったのか、と焦っていると……。
「私の息子に何してくれるのよ!」
「ケガが一生残ったらどうするの!」
A子の訴えによると、息子さんの足に擦り傷があり、尋ねたところ私の娘に突き飛ばされてケガをした、と聞いたとの話でした。
すぐに娘に尋ねましたが、娘はA子が怖いのか首を振るだけ。
「治療費、絶対に払わせるから」
「あなたの娘がケガするならいいのに」
「全然かわいくないのに!」
A子の怒りはエスカレートし、とうとう娘まで罵られてしまう展開に。
さらに、保育園の駐車場で怒鳴られていたからか、ほかのママたちや先生も集まってきてしまい、どうすればいいのかと困り果てていました。
園長先生が助けてくれた!
「A子さん、それは違いますよ」
そう助け舟を出してくれたのは、園長先生。
みんなの前で、A子の息子さんがケガをした一部始終を話してくれました。
すると正しくは、息子さんが自分で転んでできたケガだと発覚!
どうやら息子さんが娘に何度も意地悪をしていたようで、逃げる娘を追いかけて1人で転んだようでした。
園長先生だけでなく、話を聞いていたほかのお子さんもそう証言してくれて。
それを聞き、A子は顔を真っ赤にして、息子を連れてその場を去っていきました。
自分の息子が可愛いのはわかりますが、しっかりと話を聞いてほしかったですね。
結局そのまま転園したA子親子。
今は娘が笑って過ごせているのでよかったです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい