イメージ(写真提供:photo AC)

好きだからといって、毎日同じものばかり食べていると栄養が偏ってしまいます。また、醤油で味を付けた料理ばかりだと、塩分を摂りすぎる心配も。多品目の食材を摂り、味や調理法を「重ねない、続けない」ことが健康の秘訣です。

まずは同じ献立内で、五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)が重ならないように工夫しましょう。醤油味で煮付けた魚がメインの場合は、きゅうりの酢の物を食べるなど、同じ調味料を使わないように。

味付け以外にも、赤系(トマトやにんじんなど)、緑系(ほうれん草やブロッコリーなど)の野菜を必ず入れるのも大切。さらに、「焼く」「炒める(揚げる)」「煮る」などの調理法もかぶらないようにしましょう。そうすると、自然と栄養バランスが整い、油分や塩分の摂りすぎも防ぐことができます。

とはいえ、食事のたびにいろいろな食材を用意し、調理法を考えるのはかなりの手間です。そこで私が実践しているのが、素材の下ごしらえをしておいて、冷凍保存をする方法。

私は生協の食材が届く金曜の午前中には、何も予定を入れないようにしています。届いた食材の下ごしらえを済ませ、小分けにして冷凍しているのです。

薄切り肉なら数枚重ねて、ラップで包んでから冷凍保存袋に入れる。ブリやサバなどの生魚には好みの味を付けて、漬け汁ごと保存袋へ。青菜は蒸すか茹でるかして水気を切り、ミニトマトはへたをとる。ひじきは多めに煮て、保存袋に入れる。

これらを冷凍庫内で、肉、魚、野菜というように素材別に並べておけば、主菜だけでなく、副菜の調理も楽々です。私はいつも冷凍庫を眺めながら、「今日はどれを組み合わせよう?」とワクワクしています。

次ページから血液、骨、筋肉を健康に保つためのレシピのアイディアをまとめました。ぜひ試してみてください。