“霊長類最強女子”の吉田沙保里さんが26日の阪神-巨人で始球式を行った

■巨人 2ー1 阪神(26日・甲子園)

 女子レスリングで3大会連続で五輪金メダルを獲得するなど世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録し「霊長類最強女子」の異名で活躍した吉田沙保里さんが26日、甲子園で行われた阪神-巨人戦で始球式を行った。山なりのストライク投球に対し「超絶繊細な力加減」などと吉田さんへの愛のあるイジりコメントが多く寄せられた

 伝統の一戦で聖地のマウンドに立った吉田さんは大観衆が見守るなか、阪神のデザインを模した背番号「30」の縦縞のユニホームを着用。山なりながらも外角低めへノーバウンドでのストライク投球を決めた。

 巨人の丸佳浩外野手から見事な“空振り”を奪うと大歓声。堂々の投球にどよめきの声があがった。吉田さんはバンザイで満面の笑みを浮かべた。

 吉田さんの投球を受け、ネット上には現役時代の力強さを紐づけた“イジり”のコメントが多く寄せられていた。「全力で投げれば、取れるキャッチャーはいない」「超絶繊細な力加減により無事に始球式がとり行われた」「大惨事を避けるために山なりのボール」「キャッチャーに怪我させないための配慮」などと山なり投球にスポットを当てたものが多数あった。

 そのいっぽうで、正確なコントロールでストライクを投げたことに対して「何のスポーツやってても一流になれた」「さすが元トップアスリート」「何もかもが超一流」とリスペクトの声も多かった。(Full-Count編集部)