『チャンピオン・カーニバル2024』後楽園ホール(2024年5月6日)
Aブロック公式戦 ○大森北斗vs青柳優馬×

 青柳が最終公式戦で北斗に屈辱の3敗目を喫し、2年ぶり2度目の優勝を逸した。

 2022年覇者・青柳は2年ぶり2度目の優勝を狙ったが、ここまで4勝2敗。かろうじて望みを残して北斗との最終戦に臨んだ。

 戦前、北斗を「駄馬」呼ばわりしていた青柳は馬マスク男にふんして北斗とともに登場。襲撃して騙し討ちに成功し、「西」、「東」の鉄製看板に叩きつける。お株を奪う急所攻撃で悶絶させた。

 終盤には北斗のローブローを食い止め、ロックボトム、ロックスターバスターとたたみかけて勝機を作った。が、ここで馬マスクがエプロンに上がり、青柳は気を取られてしまう。北斗のローブローを食らった青柳は馬マスクをかぶせられてジャーマンで投げられ、串刺しジャンピングエルボーを被弾。さらに無想一閃でダメ押しされて3カウントを聞いた。

 青柳が最終公式戦で北斗に苦杯をなめ、勝ち点8で終了。この瞬間、2年ぶりV2が消滅した。試合後は馬マスクをかぶせられたまま大の字で北斗に踏みつけられる屈辱も味わい、「なんで俺があんなスベリ芸レスラーに、売れないコミックレスラーに負けなきゃいけないんだ。もう嫌だ。もう嫌だ。もう嫌だ。人間辞める。もう人間辞めてやる」と吐き捨てるしかなかった。

【北斗の話】「最高に気持ちいいぜ。最高に気持ちいいよ。福田剛紀社長、お前、とがりきったことしすぎてハブられちゃったんじゃねえか、俺たちが! 俺らの後ろに大会なんか開きやがって。今日の興行で分かっただろ。他団体のみんなと一致団結しなくたって、俺たち全日本プロレスはやれるんだよ。それが今日の興行で分かっただろ。どこの団体の熱気にも負けてないよ」

【青柳の話】「(コメントスペースに突っ伏して泣き出すと)なんで俺が、なんで俺があんなスベリ芸レスラーに、売れないコミックレスラーに負けなきゃいけないんだ、クソ。(倒れ込むと)ああ、もう嫌だ。もう嫌だ。もう嫌だ。人間辞める。もう人間辞めてやる」