野外でのスポーツやレジャーが楽しい季節です。けがに気をつけて楽しみたいところですが、意外に多いのが足首の捻挫。悪化させないためにも適切な応急処置が大切です。視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が、タオル1本で足首をしっかりと固定する方法を紹介しています。

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「処置後は速やかに医療機関で受診」を

 足首を捻挫した際、適切な処置や治療を行わないと、治りが遅くなったり、後遺症が残ったりする可能性があります。投稿によると、「特殊救助隊では、応急処置方法のひとつとして定期的に練習」しているそう。タオル1本で簡単に足首を固定する方法を紹介しています。

○タオルを使った足首の固定方法
1. 縦に四つ折りにしたタオルの両端を持ち、その中心を靴を履いたまま踏む
2. タオルを足首の後ろで交差し、前に回す
3. 足首の前で交差したあと、土踏まずから足首の後ろへ伸びているタオルの内側をそれぞれ通す。足首を90度に曲げた状態で動かなくなるように締め上げる
4. 足首前でタオルを結んだら完成。余った端は足首に巻きつけるなどして処理する

 この方法は「あくまでも応急処置なので、処置後は速やかに医療機関を受診してください」とのこと。その際、保冷材や凍らせたペットボトルなどがあれば、冷やしながら向かうといいでしょう。冷たいものを肌に当てる際は、直接ではなく、ハンカチやタオルなどで包んでください。

 知っておきたい応急処置の紹介に、投稿には2000件以上の“いいね”が集まりました。引用リポストには「よく捻挫するから覚えておこう」「足首をなにかとけがしがちなボルダラーが覚えておきたい技術だな」「この固定方法、実際に山でやったなぁ」などの声が寄せられています。

 捻挫はレジャーだけでなく、家庭内や歩行中などでも起きやすいけがのひとつ。覚えておいて、もしものときに活用したいですね。

Hint-Pot編集部