◆米大リーグ ドジャース6―3マーリンズ(6日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回に移籍後初の3戦連発となる11号同点2ランを放ち、両リーグ単独トップに立った。

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 大谷の今季を語る上で前の1番を打つベッツの存在は欠かせない。3番のフリーマンとともに“MVPトリオ”の一角で、開幕から大谷同様に好調。打率、安打など2人がリーグ上位を独占している部門が数多くある。1、2番コンビを組んで1か月程度ではあるものの、試合前に出演したMLBネットワークの番組で大谷はベッツの存在の大きさを「(ベッツの)かなり印象的な活躍を励みにしてますし、ほぼ間違いなくムーキー(ベッツ)が(自分の前で)出塁してる状況が続いているので。比較的自分にポジティブな感じで打席に立てているのが大きい」と表現した。

 試合では初回に大谷がホームランを放って生還した際、ベッツはお辞儀してお出迎え。関係性も良好でド軍の快進撃を象徴する1、2番コンビになっている。ド軍では3番以降もフリーマンら強打者が控えている。ベッツをはじめとする周囲の千両役者たちが大谷と勝負せざるを得ない状況をつくり出していることも好調の大きな要因だろう。(中村 晃大)