◆ウエスタン・リーグ くふうハヤテ―阪神(23日、草薙)

 阪神・高橋遥人投手が、地元・静岡でのくふうハヤテ戦に先発し、3回を無安打、4奪三振で無失点に抑えた。肩肘の相次ぐ手術で育成契約となっていた左腕は、4月17日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で893日ぶりに対外試合に登板。復帰後、同リーグでは4試合目の登板で最長イニングとなったが、最速146キロをマークした。

 常葉橘高(現常葉大橘高)では2年夏に甲子園出場。県大会で終盤戦の舞台となる草薙のマウンドに、高橋が上がった。家族や恩師だけでなく、球場全体から温かい声援が送られるなか、上々の投球を見せた。初回に146キロをマークすると、2回は野手の失策で無死一塁としたが、続く打者を三ゴロ併殺に仕留めた。