31日〜6月2日に開催される第73回金沢百万石まつりに向けて17日、金沢市役所庁舎前広場でシンボルタワーの点灯式が行われ、梅鉢紋をあしらった赤い提灯が、まつり本番へ城下町のムードを高めた。

 ピラミッド形のタワーは高さ約8メートルで、提灯150個が取り付けられ、温かみのある光で周囲を照らした。まつり最終日まで、午後7〜10時に点灯される。

 金沢商工会議所会館前には長さ140センチ、直径60センチの大提灯が設置された。市内約130カ所に順次、赤色や市松模様の提灯が取り付けられる。

 金沢商工会議所会館、金沢駅観光案内所では30日まで、まつりで使用する加賀藩祖前田利家や赤母衣(ほろ)衆の甲冑を展示し、JR金沢駅東広場では6月2日まで、利家の陣中をテーマにパネルやよろいなどを並べる。

 1日に行われる百万石行列では、加賀藩祖前田利家公役を俳優の仲村トオルさん、お松の方役を同じく俳優の夏菜さんが務める。
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