茨城県潮来市で開催中の「第73回水郷潮来あやめまつり大会」をPRするため、同市の「あやめ娘」や原浩道市長ら地元関係者が24日、首相官邸の岸田文雄首相を訪れ、イグサで編まれた「あやめ笠(がさ)」やアヤメの花束を贈った。まつりは6月16日まで。

あやめ娘の左東かおりさん(36)と出沼(いでぬま)桃香さん(21)、辺田(へた)聖愛(まりあ)さん(19)の3人が同まつりの見どころを紹介。辺田さんは「会場では約500種、約100万株のアヤメが6月上旬に見頃を迎える」と魅力を伝えた。

3人は岸田首相にあやめ笠も贈呈した。市によると、あやめ笠は雨よけだけでなく、悪事災難を避ける民具として知られているという。

岸田首相は「アヤメをいただくと夏が近いなと感じる。歴史や伝統をこれからも大事にしてほしい」と語った。