ローソンは5月28日、茶屋ブランド「森半」監修の宇治抹茶を使用したデザート、パン、チルド飲料、計6商品を発売する。抹茶を使用した商品の売上高が大きく伸長していることを受け、商品力および取扱品目の強化を図る。

●世界的な抹茶ブームも後押し

 海外での健康志向や日本食ブームを背景に、日本産の緑茶は世界的な人気を呼んでおり、2023年度には粉末の抹茶をはじめとした日本の緑茶の輸出額は約292億円と過去最高額となっている。

 ローソンでも抹茶を使用したスイーツやパンの人気は高まっており、2019年から2023年にかけても品目数は19品から33品へ、売上高は約2.5倍へと大幅な伸びを見せた。

 森半は共栄製茶(大阪府大阪市)による京都・宇治の老舗茶屋ブランド。森半の監修商品は2022年5月の開始以来、スイーツやパンなどの計13品を取り扱っており、累計1100万個以上を販売(2024年4月末時点)。主に40〜50代の女性顧客を中心に好評を博したという。

●6商品をリリース、引き続き「専門店のおいしさ」として訴求

 今回の展開拡大は、こうした国内外での抹茶の人気を受けたもの。スイーツとして「ロールケーキ」(268円)、「どらもっち」(246円)、「パンケーキ」(322円)の3点、パンに「クロワッサンロール」(192円)、「ホイップあんぱん」(160円)の2点、チルド飲料として「抹茶ラテ」(218円)を発売し、「専門店のおいしさ」を楽しめる商品として訴求する。

 商品は、「ローソンストア100」を除く全国のローソン店舗で取り扱う。