富士通ゼネラルは、首に装着して頸動脈を流れる血液を冷やすウェアラブルデバイス「コモドギア アイスリー」に新機能「リズム刺激」を搭載し、提供を始めた。売り切り(6万円)とレンタル(月額1万円)を用意している。

 新製品では「冷たさに慣れると涼しさを感じにくくなる」というユーザーに声を反映し、冷却プレート内の温度センサーを活用して一定のリズムで冷却温度に変化を付ける、リズム刺激を搭載した。

 富士通ゼネラルは「人の体は温度に慣れてしまうと、冷たさや温かさを感じにくくなる特性がある。ゆらぎ制御のリズム刺激で体感温度を優先することにより、使用時の満足度を向上させる」としている。

 また終日使用するユーザーも多いことから、Ecoモードでは1日中バッテリーが持つようにソフトウェアアップデートを実施。従来の5時間から最長7時間半まで駆動時間を延ばした。

 コモドギアは、炎天下で働く人などに向け、富士通ゼネラルが2020年から展開している“身に着けるエアコン”。首に装着する冷却部(ペルチェ素子)と、ラジエーターとバッテリーを搭載した本体をチューブでつないで使用する水冷式。熱は冷却水を介してラジエーターから放出するため、安定した冷却性能が期待できる。