宮城県石巻市の市博物館で、東日本大震災で被災した後に「文化財レスキュー」によって修復された美術作品の展示が行われている。作品の紹介に加え、被害状況や修復作業の内容を説明している。5月6日まで。
 展示されているのは、絵画など計39作品。震災当時は海から200メートルの場所にあった市文化センターで津波の被害を受けたが、宮城県美術館や東京芸術大学、国立西洋美術館などに移され、修繕作業が行われた。
 博物館の担当者は「被災の歴史と、細心の注意を払いながら時間をかけて修復が行われたことを感じ取ってほしい」と話している。【もぎたて便】
[時事通信社]