5月8日、ドジャーズ・大谷翔平選手(29)の元通訳の水原一平容疑者(39)が、大谷の口座から約1700万ドル(約26億3500万円)を不正送金した銀行詐欺罪などを認め、司法取引に合意したと米司法省が発表した。

複数の米スポーツメディアがこの合意書の内容について報じており、水原容疑者が不正送金した正確な額は1600万ドル(約24億8000万円)ではなく、1697万5010ドル(約26億3000万円)だったと判明。ほかにも、水原容疑者が大谷になりすまして銀行に電話をかける行為を24回行ったことや、410万ドル(約6億3500万円)の所得申告漏れも発覚した。

その余罪の多さにもだが、新たに明らかになった“衝撃の詐欺行為”にも注目が集まっている。

『CBS Sports』によると、23年9月、水原容疑者が歯の治療代として大谷に6万ドル(約930万円)を小切手で請求していながら、実際の治療費は大谷のデビッドカードで支払っていたというのだ。大谷から受け取った小切手は、自身の口座に振り込んだという。

高額な医療費を別途で支給してもらうだけでなく、その大谷の厚意を利用してまで、お金を騙し取っていた水原。

各現地メディアによると、連邦検事のマーティン・エストラーダ氏も「この被告の欺瞞と窃盗の程度は甚大である」と断罪し、「彼は信頼を得ていたオオタニ氏を利用し、危険なギャンブル欲を満たした。我々は地域で不正を働いた者に正義の鉄槌を下すことに全力を尽くす」と宣言していたという。

23年9月といえば、大谷が右肘の手術を受けていた頃。大谷を心身ともに支える役割を担っていたはずの水原氏の“新たな悪行”に、改めて驚きと怒りのコメントが寄せられていた。

《あーもう、大谷さんが可哀想で腹立つのも超えて呆れて脱力。なぜここまでできる?日ハムからの彼は全て偽りだったわけ?》 《まともな人間ではないですね…悪質過ぎる。。こんな事をしながら、しれーっと何年も大谷さんの側で日常過ごしていたのかと思うと恐怖でしかない…》 《自分の歯の治療費を小切手で大谷翔平から貰って歯の治療費で支払いは大谷翔平のデビットカード払いかよ やる事がセコイな》 《こりゃ、相当の悪党だなw 引っ張った金は全部ギャンブルだろうな。依存性の問題はあれど、もうここまでくると同情の余地なし。徹底的に裁いて欲しい》