現地26日、香港シャティン競馬場でG1チャンピオンズ&チャターカップ(芝2400m)が行われ、海外から参戦したレベルスロマンスが1番人気に応える貫録勝ちを見せた。

 大外枠から出たレベルスロマンスは無理なく2番手の好位を確保。逃げるモーメンツインタイムとともに3番手のラシティブランシュ以下を引き離す。第3コーナー手前で後続との差が詰まったが、そこからロングスパートで直線入り口では先頭に並ぶ勢いに。抵抗するモーメンツインタイムを残り250メートルでかわすと、そのままゴールに飛び込んだ。

 2馬身差の2着は最後に追い込んできたファイブジーパッチ。さらに1馬身1/4差の3着はラシティブランシュだった。

 C.アップルビー厩舎のレベルスロマンスはドバウィ産駒の6歳セン馬。4歳時の2022年に独ベルリン大賞や米ブリーダーズカップターフなどG1を3連勝し、今年は2月にカタールでのG3アミールトロフィー、3月にはG1ドバイシーマクラシック、そして今回と世界各国で勝利を重ねている。

 香港ジョッキークラブの公式サイトによると、騎乗したW.ビュイック騎手は「レースは私が期待していた通りの展開で、彼にぴったりだった。本当に国際的なスーパースターだ」とコメント。アップルビー調教師は今後について、米国遠征後に12月のG1香港ヴァーズに向かう可能性を示唆している。