春になるとやってきて、いろんな場所に巣を作るツバメ。

害虫を食べてくれることから、益鳥として親しまれてきた。

そんなツバメに対するJR鎌倉駅の温かい対応が、ネット上で話題になっている。

JR鎌倉駅で改札封鎖(画像提供:中村@nakairujisya16さん)

こちらは2024年5月22日、Xユーザーの中村(@nakairujisya16)さんが投稿した1枚。

改札機の目の前に、「『ツバメ』子育て中 巣立つまで温かく見守ってください」という張り紙が。しっかり英訳も付いている。

23日、Jタウンネット記者がJR東日本横浜支社の広報担当者に取材したところ、鎌倉駅では現在、東口の4番改札機を閉鎖中。

18日の初電から写真の案内を改札機の内外両側に掲出しているという。

子育て中です!(画像は編集部でトリミング)

ツバメが巣を作ったのは、天井に設置されている煙感知器上。利用者にフンが落ちる可能性があるため、雛たちが巣立つまで改札を閉じたということだ。

「ご不便、ご迷惑おかけしますが、温かい目で見守っていただければ」(JR東日本横浜支社・広報担当者)

JR鎌倉駅のツバメに対する眼差しには、X上で「この位の余裕はある世の中であって欲しいよね」「駅員さんたちの優しさが伝わります」といった声が寄せられている。

ちなみに、同駅東口では17年にも改札機の上にツバメが巣を作ったことがある。 その際も同様に改札機を閉鎖する対応をとり、ツバメたちが無事、巣立っていくまで見守ったそうだ。