アストンマーティンは2024年5月10日、フラッグシップSUV「DBX707」の特別仕様車「DBX707 ジャパンミッドナイトポディウムエディション」を発表しました。日本の自動車文化をモチーフにしたという同車ですが、どのような特徴を持っているのでしょうか。

「日本の夜」がデザインテーマ!?

 2024年5月10日、アストンマーティンは東京青山のブランドセンターにて、最高峰のラグジュアリーSUV「DBX707」の特別仕様車「DBX707 ジャパンミッドナイトポディウムエディション(以下、ミッドナイトエディション)」を発表しました。
 
 同車は、ブランドの110周年を記念するモデルで、日本の自動車文化から強くインスピレーションを受けてデザインされたといいます。

 DBX707 ミッドナイトエディションは、アストンマーティンのフラッグシップSUV「DBX707」に手を加え、特別な内外装をあしらったモデルです。

 同車の元になったDBX707は、「DBX」をベースモデルとしつつ、エンジンやトランスミッション、サスペンション、ブレーキを大幅にアップグレード。アストンマーティンがこれまでラインナップした全てのSUVの頂点に君臨するモデルとして相応しい性能へと磨き上げられました。

 そのボディサイズは、全長5039mm×全幅1998mm×全高1680mm、ホイールベースは3060mm。

 パワーユニットには、最高出力707PSと最大トルク900Nmを発揮する4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。トランスミッションは9速ATを組み合わせ、停止状態から60mph(約96km/h)までわずか3.1秒で到達する、大型SUVとは思えない高性能を披露します。

 今回発表されたミッドナイトエディションは、そんな高い評価を得ているDBX707をさらにカスタマイズ。

 アストンマーティンのビスポーク(オーダーメイド)サービス「Q by Aston Martin」の手によって、日本独特の自動車文化をモチーフとしたデザインが取り入れられ、真夜中の都会の高速道路をかけるドライブやカークラブの集いなど、モデル名に採用された「ミッドナイト」を想わせるマット調のボディカラーを採用しました。

 また、「AMR23 F1マシン」や「フォーミュラ1公式メディカルカー」を彷彿とさせる彫刻的な造形のカーボンボディキットにライムのアクセントを加えることで、強烈なパフォーマンスと斬新なカラーリングをより引き立てています。

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 DBX707 ミッドナイトエディションは、日本国内において11台のみ生産される限定モデルで、デリバリー開始は2024年5月下旬を予定しているということです。