【ニューヨーク共同】23日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=157円19銭と約3週間ぶりの円安ドル高水準を付けた。FRBの早期利下げ開始観測が後退し、日米の金利差が当面開いた状況が続くとの見方からドルを買って円を売る動きが優勢となった。

 午後5時現在は前日比15銭円安ドル高の1ドル=156円92銭〜157円02銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0810〜20ドル、169円67〜77銭。

 今月1日のニューヨーク市場で短時間に円が急騰し、日本政府・日銀による為替介入があったとの観測が広がった。23日の円相場は介入観測前の円安ドル高水準に迫った。