福岡県警筑後署の敷地で昨年5月、乗用車が炎上した事件で、福岡県警は10日、捜査車両に追突し、乗っていた妻らを殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで、炎上した車を運転し、重症熱傷で死亡した筑後市の会社員角拓翔容疑者(25)を容疑者死亡のまま書類送検したと明らかにした。

 書類送検容疑は昨年5月25日午後3時15分ごろ、妻と署員2人が乗った車を追って署の敷地に入り、3回追突した疑い。その後、自分の車内でガソリンをかぶり、火を付けたとみられる。

 署によると同23日、夫婦間トラブルの通報を受け筑後署員が角容疑者から事情を聴いていた。