警察庁は14日、大型や中型などの運転免許に、AT(オートマチック)免許を導入する改正道交法施行規則を決定した。トラックやバスでAT車の普及が進む中、免許取得の負担を軽減することで、物流業界の運転手不足が深刻化する「2024年問題」に対応する狙いがある。中型、準中型、中型2種は26年4月から、大型は27年4月から、大型2種は同年10月から導入する。

 また、タクシーなど旅客運送が目的の車を運転するのに必要な「2種免許」については、教習時間の上限を1日最大3時限から4時限に改める。最短7日間だった取得期間が6日間に短縮される。公布から10日経過後に施行される。