2023年の浜松まつりなどで露店の出店権をだまし取った罪に問われている男女について、静岡地裁浜松支部は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 暴力団組長の妻の女(69)と露天商の男(54)は、2022年の浜松まつりと遠州はまきた飛竜まつりで、女の夫が実質的な経営者でありながら、それを隠して男の名前で露店の出店許可を申請し、出店権をだまし取った罪に問われています。

 15日の裁判で、静岡地裁浜松支部の高島由美子裁判官は2人とも職業的かつ常習的に同じような行為を行う中での犯行であり、それぞれ重要な役割を果たしていたと指摘。

 一方で、2人に前科がなく反省の弁を述べていることなどから、両被告に対し、懲役1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。

静岡地裁浜松支部