目標や目的を決めてトレーニング方法を決める
例えば、フルマラソンを走りきるためには、それに向けた準備が必要で、大会に出場するためには計画性のあるトレーニングをしなければ完走できず、もちろん良い結果も出ません。また、しっかりとトレーニングを積んでいないと自分のペースを乱し、持っている力以上のものを発揮しようとして怪我を招くこともあります。42・195kmを走り切るためにぜひ取り入れたいのが、すべての走りの基本となるジョギング、ロング走やインターバルトレーニング(ショート、ロングなど)、ヒルトレーニング、クロスカントリーなどです。目標や目的を決めて、それに合うトレーニング方法を行いましょう。
マラソントレーニングの種類![マラソントレーニングの種類『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』](https://love-spo.com/wp-content/uploads/2024/03/kamino_runningbible052_1.png)
・ロング走(距離走)
・ジョギング
・インターバルトレーニング
・ヒルトレーニング
・クロスカントリー走 など
![クロスカントリー『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』](https://love-spo.com/wp-content/uploads/2024/04/kamino_runningbible057_1.png)
普段、舗装されたロードはきれいな状態ですが、クロスカントリーは不整地で、起伏やデコボコ道になっていてアップダウンがあります。平坦なロードを走るよりも、そういったコースを走ったほうが筋肉に刺激が入り、脚力や体幹の強化にも繋がります。また、アップダウンにより、いつもと同じペースで走ったとしても息が上がりやすくなり、心肺機能も強化。なにより、路面がウッドチップや土など柔らかいため、自分の足で地面を捉え、蹴るということをいつも以上に意識することができ、ロードに出たとき走りやすさを感じます。もちろん足にやさしいので、故障のリスクも抑えることが可能です。
![クロスカントリー2『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』](https://love-spo.com/wp-content/uploads/2024/04/kamino_runningbible057_2.png)
ケニアをはじめ、エチオピアなどのアフリカ勢が圧倒的な強さを見せていますが、クロスカントリーコースが多く、長距離を走る環境が整っていますし、そういったところで走ることで筋肉が刺激され、強靭な脚力や心肺機能につながっているのでは、と感じています。
【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地