指揮者の小澤征爾さんが88歳で亡くなってはや4ヶ月。“世界のオザワ”が残した30億円規模とも言われる遺産をめぐり、小澤家に不協和音が生じているようです。長男で俳優の小澤征悦さん(50)と長女で作家の小澤征良さん(52)、姉弟が繰り広げているとされる遺産“争続”を、天国のマエストロはどんなふうに眺めているのでしょうか。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが詳しく解説します。

世界のマエストロ・小澤征爾さんの30億円遺産相続めぐり長男・征悦氏と長女・征良氏が対立

“世界のOZAWA”こと小澤征爾さんが亡くなって4ヶ月が経ちますが、何とも切ないお家事情を『女性セブン』が報じてきました。

長女・小澤征良さんと長男・小澤征悦氏の、30億円とも言われる遺産を巡る対立です。

同誌によれば先月26日、征爾さんのゆかりの地である茨城県『水戸芸術館』で“お別れ会”が開かれたのですが、これに征悦氏と妻である桑子真帆アナウンサーが呼ばれなかったというのです。

当日会場では「この大切な会にどうして姿が無いのか…」と話題になっていたとも。

ちなみにこの1ヶ月前には、征爾さんの自宅がある東京・世田谷の成城学園でやはり“お別れ会”が開かれたのですが、こちらには征良さんの姿が見えず、会場では話題になっていたそうです。

小澤征爾さんは生前、財布を持たないで自宅を出ることも度々あったといいます…というか、財布を持っていたのかどうかもわかりませんよね、自分で何かに対してお金を払うなんていう行為をしたことがない…する必要がない人だったのかもしれません。

征爾さんを心底リスペクトしている関係者たちからは、“現世で起きているこんなゴタゴタに、天国から眉をひそめて見ている征爾さんが見えるようだ”と言われているのではないでしょうか。

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小澤ファミリーが揉めた「滝川クリステル事件」とは?

小澤家の姉と弟の対立といえば、私の記憶では今から10年くらい前、当時征悦氏が交際していた滝川クリステルを巡った軋轢が思い出されます。

結婚に前のめりになっていた征悦氏に対し、頑として小澤家入りを許さなかったのが征良さんだったと言われていました。

実家に顔を出すようになった滝クリに、小澤家には不似合いな品の無さや常識の無さを感じたからだと言われていました。

また、ファミリーを知る人物の中には、「あのとき征悦が大人しく杏ちゃんと結婚していたなら良かったのに…」なんていう声も…。

芸能マスコミを振り返れば、征悦氏は杏と2009年5月に『女性セブン』による交際報道がありました。

杏も認め、真剣交際とも結婚間近とも言われた報道が続きます。

ところがその約7ヶ月後、征悦氏は滝クリとの8時間デートを『FRIDAY』されます。

“滝クリが杏から征悦を奪還”とか、“征悦が杏と復縁”なる報道が5〜6年の間行ったり来たり…でしたが、それぞれのその後は皆さんも御存じの通りです。

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仕事も遺産相続も“正念場”の小澤征悦

元々は映画監督になりたかったという小澤征悦という役者ですが、最近は出演作の視聴率に恵まれない状態が続いています。

『King & Prince』永瀬廉との『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』、間宮祥太朗の『ACMA:GAME アクマゲーム』しかりです。

“父の名を出さないで役者をやってこれたことに感謝している”という征悦氏ですが、初等科から大学を成城学園、大学在学中には1年のボストン大演劇科留学なんてことを可能にしたのには、やはり征爾さんの長男だから…なんて思ってしまうのは私の負け惜しみからでしょうか。

偉大な父を持つ長男には、私のような一般人には計り知れない苦労があるとは思いますが、30億円とも言われる遺産を、どのように運営していけば征爾さんの思いを繋げていけるのか…眉をひそめた顔よりも、シワくちゃな笑顔の征爾さんでいてほしい…と願うばかりです。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: U.S. Department of State from United States, Public domain, via Wikimedia Commons

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