今年のゴールデンウィーク(以下、GW)の予算はいくらぐらいですか。株式会社インテージ(東京都千代田区)が実施した「ゴールデンウィーク」に関する調査によると、平均金額は「2万7857円」となったことが分かりました。また、GWの過ごし方については、「自宅で過ごす」が最も多くなったそうです。

調査は、全国の15〜79 歳の男女5000人を対象として、2024年3月〜4月の期間にインターネットで実施されました

その結果、「今年のGW予算」は、平均「2万7857円」となりました。2022年(1万6407円)から2023年(2万7870円)は1.7倍と大きく伸びたものの、今年は昨年並みにとどまりました。

なお、本調査の結果と15〜79歳の推定人口から「GW市場規模」を試算したところ、2024年の見込みは「2兆6952億円」で2023年の2兆7114億円と同水準となりました。

また、全体の63.4%が「物価高や円安は今年のGWにかける予算へ影響する」(かなり影響する16.8%、やや影響する46.6%)と回答しています。

続けて、給料の増減別に「GWの予算の変動」をみると、GWの予算が「増えそう」と回答した割合は、給料が増える見込みの人で33.7%と、給料が変わらない人(16.7%)、減る人(20.6%)に比べて高くなっている一方で、給料は増える見込みの人のGWの予算は「変わらない」と答えた人が49.6%と半数を占めていることが分かりました。

次に、「今年のGWの過ごし方(予定)」について複数回答可で聞いたところ、「自宅で過ごす」(34.1%)が最も高く、次いで「外食に行く」(20.5%)、「ショッピングに行く」(16.7%)が続き、昨年と大きな変化は見られなかったものの、「ショッピングに行く」は昨年の23.5%から6.8pt減少となっています。

なお、「国内旅行」(2023年14.4%、2024年15.6%)、「海外旅行」(2023年0.8%、2024年1.0%)については昨年から大きな増加はありませんでした。

また、「国内旅行の予算平均金額」については、「8万1310円」となりました。昨年の支出予想金額(7万1809円)から約1万円の増加となり、前年比では113%となりました。

「国内旅行の予算が増えた理由」を自由回答で答えてもらったところ、「旅行に行きやすくなったから」「4年くらい我慢していたから」と、前向きな回答がある一方で、「ホテル代が昨年よりも高騰していると思う」「ガソリン価格上昇、物価上昇」などの宿泊費の値上げや物価高に関する理由が多く見られたそうです。