ワコールホールディングスは、マネキン・陳列什器の取り扱いや店舗施工を手がける子会社の七彩(京都市)の株式84.97%を、センコーグループホールディングスに譲渡することを決めた。国内グループ会社の見直しの一環。ワコールが下着などインナーウエアについて店頭販売から通信販売の構成比を高める事業戦略を進める中、七彩が主力とする売場施工やマネキン配備などでの相乗効果が薄れていた。七彩は1946年に創業。ワコールは七彩の株式約15%を継続保有する。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年7月1日。