久世は、中国で日本料理に使われる業務用食材の卸事業を手がける上海日生食品物流有限公司(上海市)、久華世(成都)商貿有限公司(四川省)の2子会社の持ち分のそれぞれ80%を、食品・酒類総合卸大手の国分グループ本社(東京都中央区)に譲渡することを決めた。久世は両社の株式20%を継続保有し、国分の協力のもとで中国事業の拡大を目指す。譲渡価額は合計8億円。譲渡予定は2024年6月20日〜28日。

久世は香港子会社を通じて、1997年に上海日生、2012年に久華世成都を全額出資で設立。上海、杭州、成都、重慶、武漢の各都市を中心に日本食材を取り扱い、多くの日本食レストランを顧客に持つ。一方、国分は上海、蘇州の両市で同様の事業を展開している。