「絵本ラウンジLOOPなかの」(TEL 03-5942-6138)が5月24日、中野セントラルパークのイースト棟(中野区中野4)1階にオープンした。運営は一般社団法人「B.A.E育英会」(中央区)。(中野経済新聞)

 (関連フォト)「絵本ラウンジLOOPなかの」ロゴマーク

 「絵本のちからで、未知の世界へ」をコンセプトに、中野区の事務所を活用しながら「情報発信」「地域交流」「文化芸術の振興」「子育て支援」関連事業を行う同施設。高校生まで無料で利用でき、大人は1日利用で500円、そのほかさまざまな年会費利用を用意している。

 室内は、「なかのループ」「ベビーループ」「せかいループ」「まなびループ」の4つの本棚で構成し、約5000冊の絵本がある「ライブラリーゾーン」、小さなステージのあるラウンジスペース、ワークショップなどを行うことを想定している多目的スペース、地域絵本作家などの作品も展示する「なかのギャラリー」、授乳室やブース席などのほか、絵本を部屋いっぱい4面にマッピングして体験できるシアタールームなどから成る。

 「なかのループ」は中野区の地域資源にまつわる本や区内出身作家の絵本を配架。「ベビーループ」は赤ちゃん向けのコーナーで、本棚の内側にはタイルカーペットを敷き、親が靴を脱いで一緒に絵本を楽しめるエリアとなっている。「せかいループ」は世界各国の絵本を配架。日本語に翻訳された絵本や外国語の絵本などが並ぶ。「まなびループ」は点字の絵本や触る絵本などの障がいを持っている子ども向け絵本や化学・学習をテーマとした絵本・図鑑を配架している。

 今月22日のオープニングセレモニーでは同法人の武本哲洙代表理事のあいさつに続いて、酒井直人中野区長や酒井たくや中野区議会議長らが祝辞を述べ、同施設を説明。上智怜(かみ・ちさと)室長が閉式のあいさつを行い、館内案内が行われた。シアタールームには絵本作家・クレーン謙さんの「スパゲッティの冒険」が投影され、参加者からは驚きの声が上がった。

 営業時間は10時〜17時。日曜・月曜定休。