「え…1人7,000円?1時間500円のはずじゃ。。。」

「忘年会の2次会、バーにいくよりカラオケのほうが安上りと思ったのに軽く予算オーバー」

実はカラオケを利用したことがある30%の人が会計時、金額の高さに驚いた経験を持つという。

なぜこのようなことが起きるのだろうか。

今回は、銀行員としてさまざまなお金の動きを見てきた筆者が、わかりづらいカラオケの料金体系と、想定より高額になる原因に迫る。

お得にカラオケを楽しむ方法も紹介しよう。

■【カラオケで盲点となる料金】1 ワンドリンク制・ドリンク代の闇

いつの間にかテーブルに並んでいる「ワンドリンク」

料金が発生していることを忘れていないだろうか?

しかも「1杯500円」と、時間あたりのルーム料金と同等のお金をとられる。

特に飲み会後2次会のテンションでいると、運ばれてきたことすら気づかないかもしれない。

カラオケのドリンク代は騒音の中、誰がいつ注文しているかもわからず、「見えない支出」となり膨れ上がりやすい。

■【カラオケで盲点となる料金】2 昼料金から夜料金への切りかえで単価2倍

「明るいうちに入ったけど、出るころには真っ暗で料金も2倍」

こんな事象にも注意が必要だ。

カラオケ店の利用料金は、通常は昼よりも夜の方が高い。店舗によっては夜料金が昼料金の2倍ということもある。

16時に入室し、昼料金30分200円、5時間でルーム料金1,000円程度のつもりが、いつの間にか倍の2,000円以上になっていた、ということはよくある。

カラオケは時を忘れて「延長、延長」となりやすいので、昼から夜、夜から深夜へと時間帯をまたぐことを想定し、冷静な見積もりを立てるとよい。

■【カラオケで盲点となる料金】 3 年末や「春休み夏休み料金」に注意

忘年会の2次会、バーにいくよりカラオケのほうが安上りと思ったのが間違い、予算の3倍の料金がかかり、一部自腹。。。こんなことも少なくないようだ。

カラオケは年末年始や春休み、夏休みなどの繫忙期は、割増でも客が入るので、料金を高く設定している。

■カラオケの料金を安くする裏技3法

カラオケを安く楽しむ3つの方法を紹介する。

●フリータイム開始時間に受付

カラオケを長時間楽しみたいなら、時間単位ではなくフリータイムを利用したほうが得だ。

フリータイムは、例えば9時〜18時までの間なら一律2,000円などと料金が固定されている。時間内であれば、好きなだけ楽しむことができる店がほとんどだ。(※一部最大〇時間などの決まりがあるカラオケ店もある)

そのため、時間単価を最大限下げてカラオケを存分に楽しみたいなら、フリータイム開始時間に利用をスタートするのがおすすめだ。

●持ち込みOKなお店を選ぶ

カラオケバンバンやカラオケまねきねこなど、持ち込みOKなお店を利用すれば、飲食代を抑えられる。

ただし、持ち込み可であってもワンドリンク制を採用しているところが多いので、ワンドリンクの料金は念頭においておこう。

●エポスカードのカラオケ優待

BIGECHOでエポスカードやイオンカードを提示すれば、ルーム料金が30%オフ、もしくはドリンクバー付き・飲み放題コース料金が10%オフになる。

BIGECHOに大勢でいくなら、「パーティーコース」もおすすめだ。「パーティーコース」とは、ルーム料金3時間無料で、コース料理がついてくる2,500円(税込)のコースだ。こちらはエポスカードで受けられる優待だ。

BIGECHOでエポスカードを使って会計すれば、ポイント5倍になる点も魅力といえる。

店のホームページやアプリでゲットできるクーポンのほか、こういったクレカの優待に着目するのも一つの手だ。

カラオケ好きな方は一度クレジットカードの見直しも検討すると良いだろう。

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文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。