軟式野球の第41回全日本少年県大会は5〜18日、東彼波佐見町の鴻ノ巣公園グラウンドなどで行われ、東長崎が決勝で波佐見を10−6で下して初優勝を飾った。長崎市代表チームの優勝は、第6回大会の土井首以来35年ぶり。東長崎は全国切符を懸けた九州大会(6月29、30日・熊本)の出場権を得た。
 各地区代表の中学、クラブの17チームが出場。トーナメントで競った。
 決勝は東長崎が初回、先頭大町、松山の連打などで塁を埋め、中元の左越え3点本塁打などで一挙4点を先行。三回に追いつかれ、四回に4−6と勝ち越されたが、その裏に四球絡みで同点に追いつき、五回に大町の右翼越えランニング2点本塁打で8−6と再び勝ち越した。七回には宇都宮の中越えランニング2点本塁打でさらに2点を加えて突き放した。
 波佐見も三回に木村の左越え満塁本塁打で同点に追いつき、四回に落合の左越え本塁打などで勝ち越したが、五回からは1安打に抑えられ、三塁を踏めなかった。