バスの運転手不足で路線バスの減便が行われ利便性が損なわれているとして市民団体が8日、長崎県佐世保市に対し、公共交通を維持するための対策を講じるよう申し入れました。

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申し入れたのは「させぼのバスを考える会」のメンバーです。

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運輸業界の2024年問題で県北の路線バスを運行している西肥バスは今年4月、路線バス合わせて461便を減便しました。

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この件について会のメンバーは「減便により利便性が損なわれている。これは4年前、佐世保市が交通局を廃止してバスの運行を西肥バスと一本化した際の『利便性を損なわない』という文言にも反する」として佐世保市に行政として対応するよう求めました。

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させぼのバスを考える会 中村孝一会長:
「“運転手不足”で終わってしまったら今後何も出てこないと思うんです。佐世保市独自できることも含めて考えていただきたい」

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申し入れに対し佐世保市の担当者はやむをえない減便であることを強調し、ダイヤの工夫をしたいと理解を求めました。

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運輸業界をめぐる2024年問題が始まって1か月余り、バス利用者らの不満が表面化しています。