三浦皇成騎手が安田記念(3歳上・GI・芝1600m)のウインカーネリアン(牡7、美浦・鹿戸雄一厩舎)でJRA・GI初制覇を目指す。

 三浦騎手はデビュー17年目の34歳。JRA通算で1044勝。重賞は22勝している。しかし、GIは122回騎乗して14年のNHKマイルCのタガノブルグ、同年の安田記念のグランプリボスで2回ある2着が最高着順となっている。

 安田記念のパートナーはウインカーネリアンだ。過去8勝の全てで手綱を取り、一昨年の関屋記念、昨年の東京新聞杯と重賞を2勝。明けて7歳となったが、前々走の東京新聞杯が2着、前走の高松宮記念が4着だから、衰えは全くない。昨年の安田記念が8着だったように一線級相手だとワンパンチ足りない印象はあるが、そこは逃げ馬。マイペースで行けるようなら粘り込みがあっても不思議ない。

 124回目のチャレンジで悲願のタイトル獲得となるか。所属する鹿戸厩舎の管理馬での戴冠となれば、二重の喜びに包まれるに違いない。

【三浦皇成騎手のJRA・GIでの2〜3着】
・10年安田記念(3着)スマイルジャック
・11年安田記念(3着)スマイルジャック
・12年阪神JF(3着)レッドセシリア
・13年エリザベス女王杯(3着)アロマティコ
・14年NHKマイルC(2着)タガノブルグ
・14年安田記念(2着)グランプリボス
・18年フェブラリーS(3着)インカンテーション
・18年高松宮記念(3着)ナックビーナス
・18年天皇賞(春)(3着)クリンチャー