日本財団は23日までに公式X(旧ツイッター)を更新し、今月16日に心不全のため81歳で亡くなった俳優中尾彬さんを追悼した。中尾さんは生前、日本財団が手掛ける「遺贈寄付」のCMに出演していた。

同財団はXに、中尾さんへの追悼コメントを投稿。「俳優・中尾彬さまの訃報に接し、心より哀悼の意を表します。中尾さまには2021年より当財団の遺贈寄付の紹介CMに出演いただいておりました」とつづられた。

昨年、新しいバージョンのCM撮影をした際のエピソードにも触れ「スケジュールに慮っていただいたのでしょう、開口一番『早く終わろう!』とおっしゃったお言葉の通り、当初のスケジュールを大幅に巻くほど滞りなくご対応いただき、かつ心のこもったお言葉を撮影スタジオで表現くださいました。そのお人柄とともに、そのお仕事に対する真摯さの一端に触れ、深い感銘を受けました」と記した。

その上で「安らかな眠りにつかれた中尾さまに、いまは皆さまと同様、当財団一同、深い哀しみのなかにおります。当財団が推進する諸般の社会課題の解決やその取り組みに対し、共鳴いただいた中尾さまに、改めて哀悼の意を表します」とも記し、追悼した。

中尾さんの所属事務所「古舘プロジェクト」は22日、公式サイトで「弊社所属中尾彬が去る2024年5月16日心不全のため81歳で永眠しました」と発表。「これまで応援してくださったファンの皆様、多くの作品でお世話になりました関係者の皆様の生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます」と伝えた。