<春季高校野球宮城県大会:聖和学園8−1東北学院榴ケ岡>◇26日◇3位決定戦◇石巻市民球場

仙台育英が仙台城南を9−2で破り、5大会連続28回目の優勝を果たした。3回1死二、三塁から主将の湯浅桜翼内野手(3年)の犠打で先制に成功。さらに5回1死三塁でも、湯浅が左前適時打を放って追加点を挙げた。3位決定戦では昨秋王者の聖和学園が、東北学院榴ケ岡を8−1の8回コールドで下した。3校は14日から宮城県で開催される東北大会に出場する。

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東北学院榴ケ岡は今春の4強で唯一ノーシードから勝ち上がったが、東北大会にあと1歩及ばなかった。エース佐々木健斗投手(2年)をはじめ、今大会は2年生の活躍が光った。佐々木貴紀監督は「学年ごとにある感覚が、大会を通してまとまった。夏に向けて学年関係なくフラットな状態に仕上げていきたい」とチーム力に磨きをかけて夏を迎えたいとした。